56歳 胃がんと闘う母の記録

胃がんで胃を全摘出した母の闘病記

胃全摘手術後1ヶ月 退院後2週間の様子

退院より約二週間後、母の様子を見に行ってきました。

 

がんばって食べてはいるものの、やはりまだ食後お腹が痛くなることも多いようです。昼食を一緒に取りましたが、母はリクライニングのソファに座り、時々腸を動かすように体を捻ったりお腹を押したりなどしながら食べていました。

 

最近の様子はというと、

  • 食事は1日5〜6回、1回あたり30分
  • よく噛んで食べなきゃいけないけど、ゆっくりし過ぎても30分すぎると受け付けなくなってくる
  • 午前2回目の食事と昼食は比較的調子がいい
  • 同じものを食べても大丈夫な時とダメな時がある
  • キノコは食べられない
  • 基本的には何でも食べて良いと退院時には聞いた。

    比企先生の本(毎日おいしく食べる! 胃を切った人のための食事)で3ヶ月〜となっているものでも食べられてるものもある

  • 午前と午後と2回ウォーキングをしている
  • 朝と晩と2回お風呂に入っている

ということでした。

 

スポーツインストラクターで体の管理の専門家と言っていい母の今気をつけていることは以下のようなことでした。

  • お腹が痛くなってもがんばって食べる
    → 今はまだ体が以前と大きく変わったばかりなので、体が慣れるまで当面は痛みが起こるのは避けられない。その間に体重が落ちて体力が減らないため
  • 運動をして筋力を落とさないようにする
    → 体重が落ちるときは筋肉から落ちやすいから
    → 体を動かすことによってお腹が減り食欲も沸くから
  • 免疫力を高める食品を食べることを心がける
  • 免疫力を高めるために入浴&軽い運動で体温を上げることを心がける

 食後かなりの確率で腹痛に襲われるというのはとても苦痛で、食べるのが嫌になってしまうと思うのです。それでも癌と闘うために頑張って食べる母はえらいなと思います。

 

しかし料理好きの母でも、毎日自分のためのごはんを工夫して作りつつ、父と祖母のための普通食も作らなければならないのはかなり苦痛なようで、また最近祖母が作っても残すことが多いのがストレスになっているようでした。胃切除後の人のための食事を作るのも大変ですが、他の人の料理をもう週に何日かは宅食にするとか手を抜かないととてもずっとは続けられないんじゃないかなと思いました。

 

母のところに行く前日にたまたま美噌元というお店でしじみエスプレッソというのを売っているのを見つけました。しじみは肝機能回復、免疫力UPなど体にいい栄養素がいっぱい含まれているのでぜひ摂りたいところですが、貝も胃をなくしたばかりだと少々食べづらい食べ物です。このしじみエスプレッソはお湯を注ぐだけでおいしいしじみのおつゆが飲めるので手軽でいいととても気に入ってもらえました。単価で考えると少々高いので自分で買うのはちょっとつらい気がしますが、お見舞いなどに差し上げるのにはちょうどいいと思います。

しじみエスプレッソ 10本入り袋

価格:1,350円
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参考:しじみって免疫力にいいの?